借金が苦しいので、債務整理を考えています
長年の借金問題を債務整理で解決することにしました(男性/40代)
塾講師をしながら、10年前に脳梗塞で倒れた父の介護を母と二人三脚でしてきました。
私が40代で母は70代、講師は時間の自由が利くのでなるべく母の負担を減らしたいと、
住宅改修などを行い、父が家で暮らせるように頑張ってきました。
しかし、一家の生活を支える義務がある私は仕事を優先しなければならず、
父を施設に入れるという苦渋の選択をしました。
老々介護で疲れ果てた母をゆっくりさせてあげたいのもあったと思います。
今までかかったお金とは別に、施設の入居には高額の契約金があり、
月々の支払いで私のお財布事情は次第にひっ迫していきました。
父と母の年金を充ててもとうてい間に合うはずもなく、
一生かけて両親のために働くのかと思うと少し気が遠くなりました。
これまで貯金を父のために使ってきたために貯金も乏しく、契約金の支払いにローンを利用しなければなりませんでした。
5年ほどはローンも順調に返していましたが、自分の生活費もあり、
ときどきカードキャッシングで一時を凌ぐこともあったと思います。
そんな生活を続けるうちに、私の借金の総額は返せる気がしないほどに膨れていました。
苦しい借金をなんとかするべく、弁護士事務所の無料相談を利用することにしました。月々の安定収入がある私は個人再生という方法で借金を解決することになり、以前より気持ちが楽になりました。
高齢化社会の日本では今回のようにやむを得ない借金が将来多くなるかもしれませんね。
よくある質問
債務整理の方法は何がありますか?
債務整理の方法は大きく分けて、任意整理・個人再生・特定調停・自己破産があります。
その中でも利用率が高いのは任意整理でしょうか。
その理由は裁判所を通さないことから、周囲に知られない確率が高く、手続きも比較的簡単に済むということからです。
債務整理は一般的に弁護士に依頼することが多いため、
必要な書類などを用意すれば、あとは基本的に弁護士が手続きを行ってくれます。
取り立てが厳しくある場合は本人への取り立てが禁止されるので、
いつも誰かに追われているような焦燥感にかられずに済みます。
債務整理を行うことで、精神的苦痛も軽減することになります。
個人再生はどのような制度ですか?
個人再生は継続した給与等の収入を元に、原則3年をかけて
計画的に借金を返済していける人が使える制度です。
住宅ローンを除く借金の総額が5,000万円以下であることも条件とされています。
あわせて、家や車を手放すことなく、債務整理を行えるのも特徴です。
ただし、個人再生が認められた後は、計画的に借金を返済する義務が生じてきますので、
他にローンを抱えているのであれば、重複した返済を強いられることになります。
一般的に住宅ローン以外の返済を続けるのは、新たな借金を生むリスクもあるでしょう。
その時に困らないよう、金融機関などで住宅ローンを見直ししてもらうなどの対策を取りましょう。
私の場合は両親が一生懸命働いて手に入れた一軒家があるので、重複返済は免れました。
大切な財産を守ることも重要ですが、あまり無理が生じてしまうのであれば、
債務整理する意義が薄れないような手段を弁護士の方と探ってみてくださいね。
自己破産と個人再生に違いはありますか?
自己破産は借金をゼロにできるという債務整理の最終手段です。
個人再生も同じように債務整理の手段の一つですが、こちらは数年かけて減額された借金を返済していく制度です。
性質からも全く異なるアプローチで借金を解決していきます。
また、自己破産というと一生自分について回るネガティブな要素のように思われますが違うんですよ。
自己破産や個人再生といった債務整理は、信用情報に登録されることは何となくわかりますよね?
新たな借金ができないように金融機関を守るものであると同時に、
同じ過ちを繰り返さないように個人を守ることにものでもあります。
債務整理を悪いイメージだけでとらえずに、弁護士から実際の話を聞いてみることも大切ですね。